宝鐘マリンVRミニライブに参加してきたんである。これがいい。めちゃくちゃよかったんである。
まず何がいいと言って臨場感である。月並みな話だが、VRは臨場感がすごい。ホロライブは誕生日などにライブをやってくれるし、年に2回程度公式のライブもある。コンサートホールなどを利用して、リアルなライブもあるが。何よりも、VRの臨場感は桁違いである。
こう言っちゃなんだが、vtuberは二次元世界の住人である。バーチャル世界のバーチャルコスプレ女、それが宝鐘マリンである。PCやスマホの画面の向こうにいても、劇場の画面に投影されても、そこにはリアルとバーチャルの壁がある。それがVRにはない。
本当に、目の前に、宝鐘マリンがいる。手を伸ばせば頭をなでることもできるし、船長に踏まれることもできる。揺れ動くダンス、あらゆる動きを上下左右の好きな場所から見ることができるし、立ち上がって、船長との身長差を確かめることもできる。これがめちゃくちゃ楽しいんである。
YouTubeの枷がないおかげか。おっぱいの挙動も縦横無尽である。激しいダンスをしているから揺れるんだな、という動きではない。普通に左右に歩いているだけで揺れるのである。何にもつけていないんじゃないか、くらいの柔らかさである。ダンスも素晴らしいし、ひらひらと揺れ動くマントの挙動も面白いし、おっぱいも暴れまわる。見るべき場所がありすぎて、どこを見ればいいのかわからなくなる。
しかも今回はちょっとしたふれあいがファンサービスとして組み込まれている。頭をなでる、なでられる、踏まれるといったシーンがあるのである。とっさに良いポイントに移動しておくのはなかなか難しいから、事前の学習は必須と言える。わかっていると船長の袖で顔面をこすられたり、うっかり宝箱に鼻面を挟まれたりできるんである。
となると、である。2回目3回目と見たくなるのが人情である。3500円30分は決して安い買い物ではないが、それだけの価値が今回のライブにはあった。幸か不幸か、今回の申し込みが抽選なのか、全員OKなのかわからなかったせいで、俺は2回分の申し込みをしていた。完璧な事前学習によって完璧な2週目を楽しめたが。次回があれば、やはり俺は2回分、いや3回分くらいは申し込んでしまうかもしれない。それくらい素晴らしいライブだった。
今後のため、他の人のためも思って注意事項も書いておくが。VRライブは立ったり座ったりできる場所で鑑賞する方がいい。今回、俺はリラックスするために椅子に座っていたが、立ったり座ったり、這いつくばったり、忙しく、椅子が邪魔で仕方なかった。周囲のものを片付けて、どの態勢も取れるように準備すべきである。
また、開場前後にアナウンスも流れる。ギリギリに入場したり、ライブが終わってすぐに退出してしまうと、このアナウンスを聞き逃してしまうことになる。これに関してはどこにも注意が書かれていないので、これから参加する人は注意する必要がある。
これは会場の注意に書かれているが、参加者のネームプレートの非表示は必須である。可能ならデフォルトアバターのスティックも外したいくらいだ。何故かというと、全員がなでられに行き、踏まれに行くので、その周辺にネームプレートとスティックが集まってしまい、船長がよく見えなくなってしまう場面があるのである。
「Oculus Pro 2」を使用している人向けの注意もある。俺は今回2つの公演見たのだが、2つ目の途中でバッテリー切れになるアクシデントが発生してしまった。フル充電していても1回半くらいにしかならないらしい。1回終わったら充電するか、充電ケーブル刺しっぱなしにして参加した方がいい。
最後に船長へ。「今日はいつもと違うところがある」と言っていましたが。答えを言わずに一味を踏んで歌へ行ってしまいましたね。実際のところ、何がいつもと違っていたんですか、船長?
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